ライト・エイド社が 「ヘルス・ダイアログ・サービス社」 買収を4月1日に正式発表したばかりだが (4月3日記事)、さらに 「レディ・クリニック社 (RediClinic)」 の買収を完了したと、昨日 (4月10日) 発表した。

redicliniclogosmallレディ・クリニック社 (本社、テキサス州ヒューストン) は1989年に創設された総合ヘルスケアを提供する企業で、クリニックは2005年にオープン。
クリニックはショッピングモール内やH.E.B. 食品スーパー内部と言った、一般消費者がアクセスしやすい場所に配置されている。
現在テキサス州内のヒューストン、オースチン、サンアントニオ地区に30店舗のクリニックを所有。
レディ・クリニックには免許を有する上級看護師 (ナース・プラクティショナー)、看護師をそのクリニックに常勤させ、減量相談からアレルギー相談、健康診断から一般診察を行っている。

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今回のライト・エイドの買収により、レディ・クリニックはライト・エイドの100%子会社となった。

「レディ・クリニック社はライト・エイド店舗とは別路線としての今後の成長を期待するとともに、レディ・クリニックのサービスを活用することによって、ライト・エイド店舗顧客の利益に繋げていく構想だ。」と、ヘルス・ダイアログ・サービス社買収時の発表と同内容の発表をライト・エイド社の会長兼 CEO であるジョン・スダンドリー氏 (Mr. John Standley) は行った。

レディ・クリニック社 CEO のウェブ・ゴリンキン氏 (Mr. Web Golinkin) は 「ライト・エイドの全米内店舗展開ノウハウを導入し、現在のテキサス州だけでなく今後は他州にも出店していくことを想定している。」 と、その相互協力関係を語った。

ライト・エイド社はこれら2社の買収から、商品 (処方箋調剤薬やフロント・エンド商品) の販売から、関連他方面にての収益 (特にソフトからの収益) を強化することに移行してきていることがうかがえる。

(倉本)