2014年2月に、インターアクション社(本社、カリフォルニア州サンディエゴ)によって行われた「アメリカ女性客の商品購買行動」アンケートの結果が発表された。
アンケート結果によると、なんと 91% の女性客は購入しようと思う商品を、買い物に行く前にネットで事前調査(商品詳細、商品の口コミ評価チェック)をしていると言う。
またその「ネットでの事前調査」のなかでも『購入者の商品評価 / 口コミ評価』が非常に重要な割合を占めていることがアンケート結果から明らかになり、80%の女性客は「購入者の商品評価 / 口コミ評価」が良かったから商品を購入することに決定したとのこと。
逆に67%は、購入予定商品だったとしても「商品評価 / 口コミ評価」が良くなかったので購入を止めたとの結果が出ている。
次に「ネットでの事前調査」をする女性客の30%はパソコンではなく、スマートフォンにて事前調査、もしくは買い物中に調査チェックをしているとの結果が出た。
インターアクシャン社のグローバル・マーケティング・アナリスト部副主席であるジオバニ・デミオ氏(Mr. Giovanni DeMeo)によれば、「現在ではネットおよびモービル・デバイスの影響が小売り業に与える影響は非常に大きく、今後はさらに拡大されていくだろう。」とのこと。
またスマートフォンで調査する女性客が30%とのことから、「現在の(アメリカの女性)消費者は、ネットでの商品情報詳細および口コミ評価を大切にし、スマートフォンにより、欲しい時に、欲しい場所で、欲しい情報を求めるようになってきている。」と付け加えた。
「ホームセンター・ニュース」で3月7日付け「トゥルーバリューのモービル・アプリケーション」でも伝えたが、ホームページの充実だけはもう不十分で、モービル・アプリケーションの充実も、アメリカ小売業には必須の時代に突入し始めている。
(倉本)