Sports_Authority 2

全米最大級のスポーツ用品およびアスレチック・アパレルを販売するスポーツ・オーソリティー(Sports Authority, Inc.)が、3月2日水曜日に連邦破産法第11章(再建型倒産手続き)に基づく会社更生手続き適用を正式に申請した。
実質上の倒産となり、再建を計る。

スポーツ・オーソリティーはコロラド州イングルウッド市に本社を持ち、全米内41州に463店舗以上を有し、2015年度の売り上げは$25億6,200万ドル(約2,920億円)と、全米最大級のスポーツ専門のビッグボックス・カテゴリーキラーとなる。
また日本でもイオンが同社とのライセンス契約にて、株式会社メガスポーツ(1995年8月設立)としてスポーツ・オーソリティー店舗を運営している。

その倒産の背景は、① ディックス・スポーティング・グッズ等の同業他店舗、② ルルレモン等のアスレジャー(アスレチック・レジャーウェア)ブーム、③ Eコマース、からくる競合を乗り切れなかったためだ。

現時点においては連邦破産法第11章申請中はこれまで通りの店舗営業を行うが、140店舗は閉鎖するとともに、テキサス、バージニアビーチ、プエルトリコ、カンサスシティー等のマーケットからは撤退することとなる。