インスタカートがついにニューヨーク上陸、マンハッタン(一部)でのサービスを3月26日からスタートした。
インスタカートは Eグロッサリ・サービスとも呼ばれ、消費者が依頼をすればホールフーズ、コストコ、セーフウェイ、スタンリーズ、ジュウェル・オスコ等、消費者指定のスーパーで食料品の買い物をし、自宅まで届けるサービスをする。
買い物および配達は同日、もしくは場所によっては1時間以内(最速12分)、また時間指定での配達も可能となっている。
買い物をする食品スーパー店舗とは一切の契約、関係はなく、あくまでも食料品買い物代行サービスとなる。
インスタカートは2012年9月に創設され、本社はカリフォルニア州サンフランシスコ。
これまでサンフランシスコ、シカゴ、ボストンの10都市にてサービス展開をしていたが、消費者からの強い要望により、マンハッタン(34丁目以南、金融街は除く)でのサービスを開始した。
時間に追われる毎日を送っているニューヨーカーたちにとっては、また車でスーパーに横付けして買い物をすることができないマンハッタンでは非常に効果的なサービスと言えよう。
反面、自分たちが口にする生鮮野菜やフルーツを自分の目で見て(一番良い商品を)購入せず、人任せにすることは出来ないと言う消費者の声も上がっている。
すべての物事には二面性があるので、そのサービスが自分の期待に沿うと思った消費者がそのサービスを利用すればよいことだ。
郊外に住み、時間にゆとりがある専業主婦からの需要は少ないかもしれないが、マンハッタンに住むビジネスピープルに取っては需要が大きいサービスだろう。
(倉本)