ライト・エイド社が 「ヘルス・ダイアログ・サービス社」 買収を4月1日に正式発表したばかりだが (4月3日記事)、さらに 「レディ・クリニック社 (RediClinic)」 の買収を完了したと、昨日 (4月10日) 発表した。 レディ・クリニック社 (本社、テキサス州ヒューストン) は1989年に創設された総合ヘルスケアを提供する企業で、クリニックは2005年にオープン。 クリニックはショッピングモール内やH.E.B. 食品スーパー内部と言った、一般消費者がアクセスしやすい場所に配置されている。 現在テキサス州内のヒューストン、オースチン、サンアントニオ地区に30店舗のクリニックを所有。 レディ・クリニックには免許を有する上級看護師 (ナース・プラクティショナー)、看護師をそのクリニックに常勤させ、減量相談からアレルギー相談、健康診断から一般診察を行っている。
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マッケソン社 (McKesson Corporation) が 「成功するドラッグストア店舗」 はフロンド・エンド商品の売り上げを高めることが必要であり、そのためには 『4つのP』 が必須となると言う発表を行った。 (小売業全般に適用できるとも発表している。当然と言えば当然の原理だが、老舗マッケソン社に敬意を表して記事報告をすることにした。) マッケソン社は1833年にニューヨークで創設され、現在本社をカリフォルニア州サンフランシスコに持ち、カナダ、フランス、ノルウェー、ニュージーランド、イギリスに支社を持つ、薬剤卸し、メディカル・サプライ、ヘルス・ケア・マネージメントの老舗企業となる。
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ライト・エイドはヘルス・ダイアログ・サービス社を買収したと、4月1日に正式発表をした。 ライト・エイド社 (本社ペンシルバニア州キャンプ・ヒル市) は1927年に創業された全米ドラッグストア業界第3位の売り上げを持つドラッグストア・チェーンとなる。 今回買収した 「ヘルス・ダイアログ・サービス社 (Health Dialog Services Corporation)」 はマサチューセッツ州ボストンに本社を持ち、1997年に創設されたヘルスケアのアドバイス、ヘルスケア分析を行うヘルスケア・マネージメントの総合企業となる。 それまでは英国ロンドンに本社を持つブパ (Bupa) ヘルスケア・サービスグループの一部であったが、ライト・エイドの買収により、ヘルス・ダイアログ・サービスはライト・エイドの子会社となり、単独企業となった。
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4月1日からフロリダを中心とした食品スーパーのパブリクスと、全米業界第1位のドラッグストアであるウォルグリーンズが、共同体制でピル・ドロップを促進していくこととなった。 この「オペレーション・ピル・ドロップ(ピル・ドロップ作戦)」と銘打ったものは2010年後半から全米内各地で行われてきていた。 期限切れの薬を飲んでしまったお年寄りや、キャンディーと間違って薬を食べてしまった子供たちの報告が、2009年では何らかの中毒症状患者の51%以上に急増していた中、DEA (米国麻薬取締局)と各自治体およびその警察当局の協力の下に作り上げられたものとなる。 写真にあるような「ピル・ドロップ・ボックス」を設置し、期限切れの薬、飲まなくなって残ってしまった薬を収集することにより、間違って薬を飲んでしまうことを防ぐものだ。
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ターゲットが高級化粧品店舗に挑戦を始めた。 ターゲット店舗はこれまでのHBAセクションを大きく改革し、ビューティー・アドバイザーを配置、またこれまで扱っていた商品ライン以上のプレミアムクラスのスキンケア商品を全米内ターゲットの794店舗以上に設置した。 それに伴い、HBAセクションの什器にも手を加え、これまでの単調な商品陳列からバックライト照明によるブランド名、また商品内容や効用もバックライトを使用したPOPに大幅に改革した。 ビューティー・アドバイザーは「ビューティー・コンセルジュ・キオスク」に待機して消費者からの相談を受けたり、商品説明、またアドバイスを施す。 サンプルをその場で試すこともできる工夫もなされており、百貨店の化粧品売り場に一歩近づいてきた。
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全米内売り上げ、店舗数ともに第1位のドラッグストア・チェーンであるウォルグリーンズの発表によると、2013年度第2四半期の売り上げが$196億ドル、第1四半期から5.1%のアップとなった。 (注: ウォルグリーンズの経営年度は9月1日から8月31日。) これにより2013年度上半期の売上は$379億ドルとなり、前年比5.5%アップとなる。 同社CEOであるグレッグ・ワッソン氏によると、「ジェネリック医薬品が伸び悩んだにもかかわらず、インフルエンザや東海岸を中心とした異常寒波のために処方箋調剤部門の伸びが大きかった。」と語った。 また「高齢者向け処方箋が伸びを示し、我々(ウォルグリーンズ)の処方箋調剤部門の主軸となってきている。」とも語った。
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食品スーパーのウェグマンズは店内処方箋・調剤部門をペット用へのサービス、特に犬と猫を中心としたペット処方箋調剤サービスへと拡大した。 人間用の処方箋調剤だけでなく、ペット用の処方箋調剤サービスも始め、またペット用のビタミンや栄養剤も豊富に取り扱うこととなった。 今回のウェグマンズの動きは、「ペットは家族の一員」と言うコンセプトを前面に押し出し(ペッツマートやペトコと同様コンセプト)、ネット上ウェグマンズでのアカウントにて、ペットを扶養家族(家族の一員)として登録できる形式にまでしている。 ペットも健康を害した場合は人間同様に獣医から必要な処方箋を処方される。 通常はその処方箋に沿って獣医の調剤部門から処方箋調剤を購入するが、アメリカではこれが非常に高額となっている。 ウェグマンズは「獣医よりも低価格で!」と言う低価格訴求によっても、ペット処方箋調剤の宣伝を行っている。
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2014年度 第32回「アニュアル・ストア・オブ・ザ・イヤー」が発表された。 その中でウォルグリーンズのイリノイ州エバンストン店舗が、「サステイナブル・ストア・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。 「サステイナブル」とは「持続可能であるさま」と言う直訳となるが、現在では「地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発」と言う意味合いとなる。 つまり『地球環境やエネルギーにやさしい店舗』と言うことだ。 今回受賞したウォルグリーンズ店舗はイリノイ州エバンストン市に位置し、シカゴから北北西に約20キロ、車で約30分の場所に位置するシカゴ郊外の店舗となる。 この店舗はアメリカで『ネット・ゼロ・エネルギー(Net-Zero Energy)』店舗と言われるもので、(日本では「ゼロエネルギー」と呼ばれる)、店舗で使用するエネルギー(電力)が全て再生エネルギーでまかなわれており、一次エネルギー消費量が正味ゼロであるものだ。
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